社会福祉HERO’S

HERO’S TOKYO 2018プレゼンテーターのいま⑥
吉岡 由宇さん

編集部ニュース

2018.12.10

<編集部>
理論物理学博士から介護の世界に転職し、携帯端末でケアの記録を入力できるアプリソフト「Notice」を開発した吉岡さん。利用されていなかった膨大なデータを有効化したシステムは、従来の介護に革命をもたらすようなもののように感じられました。周りの反応はどうでしたでしょうか?

<吉岡さん>
それまでも講演をしたり、新聞にも取り上げてもらったりしていましたが、「社会福祉HERO’S TOKYO 2018」に出てからは、NHKのニュース番組で取り上げられたり、露出が加速的に増えている気がします。「Notice」を取り入れたいと言ってくださっている施設も増え、来年は300〜400の施設が実際に導入してくださることになっています。国家戦略プロジェクトや市町村のプロジェクトにも、意見がほしいと声をかけられるようになりました。

<編集部>
「社会福祉HERO’S TOKYO 2018」の発表の時、「介護福祉の現場をかっこよく、プロフェッショナルな仕事にするために、まだまだやりたいことがたくさんある」とおっしゃっていたことが印象的でした。今もその想いは変わらないのでしょうか?

<吉岡さん>
実はあの時、言っていたのは、まだまだ幼かったなと思っています。自分はまだ介護の現場に来てから3年ちょっと。あれから介護とは、どういうものかがすこし見えてきて、「社会福祉HERO’S TOKYO 2018」の時に言っていたことも、本当にやるべきなのか、考え直さなければいけないと思うくらい、状況が目まぐるしく変わってきていると感じています。

<編集部>
どのように思いが変わってきたのですか? 

<吉岡さん>
社会福祉がどうあるべきか、という理想像を把握していないことに気がついたんです。僕だけではなくて、社会福祉の現場全体で、理想像が共有できていないと思います。何が理想像で、どうあるべきだということが分かれば、自ずと進むべき道が見えるはずです。模索している中で、答えは現場で考え抜いた人たちの中にあるように考えるようになりました。最近はそういう人たちに出会えつつあるので、これからは理想像を描き、皆で共有するということを、しっかりとやっていきたいと思います。

<編集部>
これから「社会福祉HERO’S 」に登壇する人たちへ、アドバイスをお願いします。

<吉岡さん>
取材を受けるようになって思うのが、マスコミの方々は、意外にプレスリリースやネットの情報によく目を通しているということです。「社会福祉HERO’S 」も、よく見られていることを励みに、手を抜かずに頑張って下さい。

社会福祉HERO’S TOKYO2018吉岡さんのスピーチ動画はこちら!

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