社会福祉HERO’S

HERO’S TOKYO 2018プレゼンテーターのいま②
坂本和恵さん

編集部ニュース

2018.12.10

<編集部>
社会福祉HERO’S TOKYO 2018では、ご利用者を笑顔にすること、そのためにはまず自分たちが笑顔になること、その大切さを訴えてらっしゃった坂本和恵さん。現在のお仕事について教えてください。

<坂本さん>
社会福祉法人の高齢者部門の統括部長として、お年寄りのために働く職員たちのマネジメントをしています。福祉の仕事は売上のように数字では表現できず、成果が目に見えにくいもの。「頑張っているのに報われない」という気持ちが、職員たちの笑顔を奪うこともしばしばです。そこで、お年寄りが笑顔になった瞬間を記録して語り継いでいく「レジェンド発表会」を開催。お互いの頑張りを認め、誇りや自信を持てるようになったりと、とても意義深い試みになりました。

<編集部>
「社会福祉HERO’S TOKYO 2018」へのご登壇は、どんな経験でしたか?

<坂本さん>
福祉の仕事について伝えるという大役に、登壇前夜は眠れないぐらい緊張しましたね。だけど大勢の方の前でスピーチすることで度胸がついて、何事にも物怖じしなくなり(笑)、本当にいい体験をさせていただきました。

<編集部>
今回の登壇後、新たに始めた取り組みや変化はありますか?

<坂本さん>
11月から特養(特別養護老人ホーム)と養護(養護老人ホーム)、2つの施設の施設長を兼任することになりました。施設の古さなど課題はありますが、職員みんながやりがいを感じ、チームで力を発揮できるよう奮闘しています。スピーチ内容が評価され、大学の福祉学科で講師のお仕事が始まったり、講演や寄稿のお話もたくさんいただくようになりました。

<編集部>
社会福祉の未来につながる意気込みを教えてください。

<坂本さん>
とても尊く素晴らしい仕事だから、もっと社会的な地位を向上させたいですね。私たちの法人訓は“笑顔に始まり、笑顔に終わる”ですが、お年寄りが人生を終えるその時まで笑顔で過ごせるために、働く私たちが笑顔でいられるよう取り組みたいです。

<編集部>
2019年の「社会福祉HERO’S 」に登壇する人たちへ一言。

<坂本さん>
自分の経験や考えを振り返り、整理するいいチャンスですから、迷っているならぜひトライしてください。スピーチを終えたとき、きっとひとまわり成長した自分がいると思います。

社会福祉HERO’S TOKYO2018坂本さんのスピーチ動画はこちら!

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