社会福祉HERO’S

社会福祉ライターズが選んだソーシャルグッドな学生に見てほしい「おすすめ映画3選」

読者の皆さまへ

編集部 2020.10.09

このたび本サイトの社会福祉ライター20名に、いま、ソーシャルグッドな学生に見てほしいおすすめの本・漫画・映画をたずねるアンケートを実施しました。その結果が以下のとおりです。

①『最強のふたり』 (監督:エリック・トレダノ)

介護の知識のない前科のある黒人青年が、身体の不自由な大富豪の介護者として雇われるという実話を基にしたフランス映画です。「支援が必要な人」というフィルターをかけず「1人の人間として」かかわりをもつことが、介護される本人にとってどれだけ重要か、ということに気付かされる映画でした。内容もコミカルで、見やすいかと思います。(社会福祉ライター まこさん)

えっ、なにが「最強」なのかって!?それは、まぎれもなくふたりをつなぐ「信頼」と「友情」です。全く世界の異なる2人が、出会い、ぶつかり合って、互いを認め合っていく。それは、私たちの仕事にとって、すごく大事なコト。いやいや、みんなにとって大事なコト!!是非、この作品をご覧になってください。いま気になっている誰かと向き合って、心から理解したくなりますよ☆(社会福祉ライターCafé45)

予告編はコチラ🎬 

 

②『こんな夜更けにバナナかよ』 (監督:前田哲)

筋ジストロフィーという全身の筋肉が低下してしまう病気を抱える主人公を取り巻く人間模様が描かれた実話です。
夜中に「バナナ買ってきて。だって食べたいもん」と福祉にかかわっている私でも、いやいや、プライベートでそこまで対応しきれるかな!?こんなわがまま許せない!!とイラっとしてしまうシーンが何回もあります。
でも主人公が障害の有無に関係なく「これが俺なんだ」と周りに示しているからこそ、一人の人間として、好きや嫌いの感情を抱かせてくれ、周りも、「介助してあげる」「手伝ってあげる」などと上から目線になってしまうことなく、一人の人間として相手に感情を伝えていく。障害があることで生まれてしまう心の壁を取り払ってくれる、そんな映画だと思います。
自分ができることで、相手ができないことをフォローする。人は一人で生きていけない。
福祉の根幹が描かれている作品だと思います。(社会福祉ライター もりわーわ)

障害があっても自分らしく生きたい。そんな障害者を支えたいと思う人達がいる。ということが、福祉職でなくてもこの映画を見れば伝わると思いました。障害があることを前向きに、楽しそうにしている姿に元気をもらえます。トイレに自分で行けない、恋をすることも簡単じゃない。本人の大変さや悲しさ虚しさまで表現されていました。タイトルに「愛しき実話」とついているのも好きなポイントです。特に成人で重度の障害があると、大変・苦労といったマイナスなイメージが浮かぶけれど、それでもちゃんと皆誰かに愛されていてほしい。(社会福祉ライター みちせんせい)

「おいおいっ!本気ですかぁ~。」と観ている私もツッコミたくなる、そんな展開もありますが、何よりも輝くのは筋ジスを患う鹿野の「心の自由さ」だ。まっすぐで、自分に正直で、素直である鹿野の生き方。それは、彼にかかわりを持つ人たちの心まで輝かせていく。心温まる作品です。是非、ご覧になってください☆(社会福祉ライターCafé45)

公式サイトはコチラ🎬

 

 

③『I am Samアイ・アム・サム』(監督:ジェシー・ネルソン)

コーヒーショップで働きながらひとり娘を育てているサムが、ソーシャル・ワーカーに保護された娘とまた一緒に暮らすため、敏腕女性弁護士とタッグを組み、ストーリーが展開されます。主人公に関わる人びとが魅力的です。さり気ない、互助・共助の関係を感じる作品です。『あの人なんとなく気になる』そんな気持ちが、福祉への第一歩だと共通して感じました。(社会福祉ライター さにー)

予告編はコチラ🎬

 

3選以外にも社会福祉ライターから、おすすめの映画やテレビ番組がありますので、一挙に紹介します!!

★★映画★★

「つむぐもの」

「ケアニン~あなたでよかった~」

「ペゴロスの母に会いに行く」

「ビッグフィッシュ」

「レインマン」

「あの夏いちばん静かな海」

 

★★ドラマ★★

「サイレント・プア」

★★PV★★

番外編として、映画ではありませんが、社会福祉ライターやまちゃんが学生たちにお勧めしたいエンタメ作品を紹介してくれました!!

「僕の心をつくってよ」(平井堅)

 

実際に介護職をしているガングロギャルのドキュメントをMVにしたもの。介護を通じての人の触れ合いが感じられると思います👏

「式」(岡崎体育)

 

明確なテーマは明言されていないが、認知症を患った方の視点であると仮定して聴くと、色々と考えさせられる曲。この曲に関しては、頼むから全人類に聴いてほしいです(笑)

★★動画コンテンツ★★

「演じて看る」

認知症の奥さんを介護するおじいさんが、演劇で老いや認知症を演じることにより救われるドキュメント。老老介護の実態や、認知症への寄り添い方など勉強になります。

いかがでしたか?

社会福祉の仕事は、困っているひとたちの幸せをプロデュースすること。今回紹介した映画やドラマは、その仕事の醍醐味を知るきっかけになる作品ばかりです。学生のみなさん、このなかで何か気になる作品がありましたら、ぜひ見てくださいね。

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